Jack Of All Trades (ロレックス コスモグラフ デイトナ Ref.6269 ‘Jack Of Diamonds’、パヴェダイヤル、フランス市場向け)
まだ楽しめてる? あなたの目を覚ますために、特別な(そしてキラキラした)ロレックスのデイトナをご紹介しよう。注目のRef.6269 “Jack Of Diamonds”は、手巻きデイトナの生産が終了した1980年代半ばに発表され、18Kイエローゴールドのケース、48個のブリリアントカットダイヤモンドをセットしたベゼル、248個のラウンドホワイトダイヤモンドと3個のクロノグラフのサブダイヤルに遮られない各アワーマーカーを表現するようにセットした9個のサファイアでパヴェセットされたダイヤルが目を引く組み合わせだ。

このクロノグラフは、我慢強いレースドライバーの究極の計時ツールとなるようにデザインされた。コスモグラフ デイトナは、誕生から50年以上経ってもなお、スポーツクロノグラフにおける比類なき存在として君臨し、時間を超越し続けている。
ご想像の通り、特にクリスティーズの推定価格は110万~200万スイスフラン(約1億4520万〜2億6400万円)で、“Jack Of Diamonds”デイトナは非常に希少だ。Lot 38のこのモデルは、市場に出たばかりで、ケースバックに印象的な“フクロウ”の形をしたフランスのゴールド輸入スタンプがあり、さらにケースバックとブレスレットクラスプにフランスロレックスのロゴ(「Sté*R」、Société Rolexの意)があるという点でユニークである。同じホールマークがある6269はほかに1本しか知られておらず、Lot 38は忘れることのできない真のコレクターズジェムだ。
レモン(ポンコツの意)では決してない(ロレックス 「ポール・ニューマン」コスモグラフ デイトナ Ref.6264、18Kイエローゴールド、「トロピカルレモン」ダイヤル)
ヴィンテージロレックスは、ミニュチュアによって定義される。小さなディテールが大きな違いを生むのだ。Lot 129を見てみよう。ただのデイトナではなく、“ポールニューマン”デイトナなのだ。しかもただのPNDではなく、イエローゴールドの6264 PNDだ。そして、“レモン”ダイヤルは、ダイヤルのイエローの淡いトーンの色合いを表している。しかしレモン色のポール・ニューマン デイトナで、Lot 129と同じ美的特性を持つものはほとんどないのだ。

前作は、ケース素材と同じステンレスベゼルでしたが、新作はブラックセラミック製に変更され、傷に強くなったことはもちろんの事、1960年代のプラスチックタキメーターを彷彿させるデザインとなっています。
また、ロレックスは2015年から自社規定のクロノメーターをより厳しくしたことも発表しています。
それはケーシング後の平均日差を-2~+2秒以内で調整するというもので、これは通常の公認クロノメーター規格の2倍以上も厳格な基準となります。
この時計を含め、インダイヤルに伝統的な金色のデザインではなく白いプリントが施されているサンプルは、8例しか知られていない。そしてその8本のうち、トロピカルになったのはLot 129と1本だけで、どちらも1970年の製造だ。この時計では、ダイヤルの暗い部分、すなわち外側のミニッツトラックとみっつのインダイヤルが、時間の経過とともに元の黒色から茶色に変色していることを意味する。前回、2021年12月のニューヨークセール後、オークション市場全体を深堀りして、ヴィンテージロレックス市場は安定しており、やや弱含みになる可能性があることを述べた。重厚で極めて難解なヴィンテージデイトナは、まさにその立ち位置を確認するのに役立つはずだ。
【関連記事】:hacopyスーパーコピー信用できるサイト